色彩心理 探訪      

 かなり以前のことになりますが、大学では心理学を専攻していました。社会心理学を中心に学びましたが、当時の講義には、色彩心理学などなかったように記憶しています。私が選択しなかっただけかもしれませんが・・・。

 

 

  

 ガーデニングやアートグリーン&アートフラワーのアレンジを通して、色彩の持つ不思議な力を実感しています。無意識に選ぶ季節の寄せ植えのお花の色・・・その時々によって濃いピンク、淡いピンク、白、薄紫、薄緑等々様々です。でも、よ~く考えてみると、その時の心と体が求めている状態に合った色を、無意識に選んでいるのかもしれません。

 

  もう、十数年前、ゼロから庭づくりを始めた頃のこと・・・ずっと憧れていた薔薇のアーチを作るという一大決心をしました。アーチは、イギリス製の漆黒のアイアン♪♪・・・そこに植え付けできるのは、たった1種類のつる薔薇のみです。薔薇の図鑑やガーデニング雑誌を眺めては考え、考えては眺めを繰り返し、ようやくたった一つのつる薔薇を選びました。アンジェラという品種名のカップ咲きの濃いピンクのつる薔薇です。

  眺めては考え、考えては眺め・・・結局は、 Feel! Don't think!と感性で選んだ記憶があります。深紅の薔薇でもなく、純白でもなく、薄いピンクでもなく、この濃いピンクのアンジェラを選んだその時の私は、一体何を求めていたのでしょうか?

 

 色彩心理の世界を探訪してみたいと思っています。


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