2015年

7月

25日

桑の葉

  今週は、金曜日の夜に会議と会食があったので、帰宅が土曜日の朝になりました。安中榛名駅始発の北陸新幹線で長野経由で小牧へと。

 金曜日の夜、1週間の疲れをため込んだ重い体を引き摺りながら通るいつもの道に真夏の朝陽が降りそそいでいます。朝陽をうけて何もかも光り輝いているようですが、とりわけ瑞々しい桑の葉が目に止まりました。

 富岡製糸場の近隣のこの辺りは昔から養蚕が盛んでした。養蚕農家が蚕の餌である桑の葉を収穫するために、桑の木がたくさんあるようです。今は、養蚕農家もほとんどなくなり、日本製の生糸も貴重品になっていますが、富岡製糸場の世界遺産登録を機に、復活の兆しがあるようです。蚕と桑の葉が作り出す美しい富岡産の絹を想像しながら、安中榛名駅へと急ぎました。

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2015年

7月

14日

黄昏の森に

 夏本番となりました。猛暑の続く日々、夜だけでも暑さを避けようと、平日ですが、夕刻、軽井沢へと向かいました。

 高速道路で50分ほどの小さな旅の向こうには、別世界のような涼しさに包まれた黄昏の森が広がっていました。

 暑さで困憊した心身も、黄昏の森に包まれて、生気を取り戻すことが出来そうです。薄暗くなり始めた森の中で、ほのかに輝く白い花達に出合いました。ウバユリの蕾もだいぶ大きくなっています。

 日常と非日常の間の特別な空間に12時間ほど身を置いて、明日の早朝には再び日常へと。 

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2015年

7月

05日

ハクモクレン

 一日中雨の予報でしたが、意外に早く雨が上がったので、久しぶりに桃花台を歩いてみました。柔らかな新緑に包まれていたのがついこの間のような気がしますが、もう7月です。緑濃き夏の到来です。

 3月には、花が咲いているだけで、葉はなかったハクモクレンですが、今は緑の葉が生い茂っています。何ともう来年の花芽もつけているではありませんか。

 葉に先立って花の咲くのはとても珍しいのではと思いましたが、モクレンだけではありませんでした。当たり前のように毎年眺めている桜も花の散った後に葉が茂っていきます。

 今年の花の終わりは、来年の花へと続いているように、今日は、明日へと続いているのですね。来年の花芽を支えるハクモクレンの葉は、たくましく夏を迎えようとしています。 

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2015年

7月

02日

コスモスの葉

 雨の日以外は、洗濯物をテラスに干すために、毎朝庭に出ているはずなのですが、庭の日々の小さな変化に気づかないまま、季節が変わってしまっていたということがしばしばです。

 人生の中に全く同じ日などあるはずもないのに、日々を同じ日の繰り返しのように生きてしまっているから、つい記憶の中の華やかな薔薇に思いを寄せてしまうのでしょうか。

 7月初めの庭は、緑の美しいレースで溢れていました。こぼれ種から生い茂っているコスモスの葉です。自然が織りなす繊細な緑のレースは、まるで日々のささやかな喜びを紡いでいるかのようです。

 

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