2013年
7月
27日
土
昨年は、ウバユリの花の時に間に合うことが出来ませんでした。それでも、たった一輪だけ散るのを待っていてくれた愛しいウバユリ。今年こそ花の時を共に過ごしたいと願い続けて来ました。そして、多忙な一週間がようやく終わり、少しだけほっとしている今日、ようやくウバユリに再会することが出来ました。
長い時をかけてようやく花開いたウバユリ、この花のように、私もこの場所でしっかり根を張って生きて行かなければ・・・。そして、毎年この場所で共に過ごす時を持ちましょう。ウバユリと私の小さな小さな約束です。
2013年
7月
16日
火
南イタリアの旅のプレイバックにばかり心が向いてしまい、今日この地でこの時を過ごしていることの重みをどこかに置き去りにして来てしまったようです。心をこの地に向けてみれば、季節は夏。田植えの終わった水田は緑を湛え、美しい田園風景が目の前に拡がっています。
やわらかな緑と強く逞しい緑が交差している7月の水田に、一羽の白鷺が舞い降りています。そういえば、去年もおととしも、たしかこの辺りで、白鷺の群れを見かけたはずです。旅の思い出という非日常ばかりを追いかける今日この頃でしたが、日常の中にも、白鷺舞い降りるような心ときめく時があるということを思い出しました。
2013年
7月
14日
日
旅に出る前はいつも慌しく、訪れる場所についての下調べはほとんど出来ないままに、出発の当日になってしまいます。6月の南イタリアもガイドブックは購入したものの、申し訳程度にページをめくったくらいでした。夫は、出発前から絶対に靴を買うと張り切っていましたが、私は、特に買いたいものもないまま旅へと。
そして、カプリ島。カプリ島では、奇跡的なくらい海上での待ち時間もなく、青の洞窟に入場することが出来ました。洞窟内では写真を撮る余裕などなく、衝撃ともいえる青い輝きを脳裏に焼きつけました。
カプリ島に本店のあるカプリウォッチは、カラフルなラインストーンがとってもキュート。帰国後、青の洞窟に浮かぶカプリウォッチのポスター画像に衝撃。買わなかったことをとても後悔しました。いつか、このリゾート気分を満喫できるカプリウォッチを手にしたいと思いました。
ネットでも購入出来るということで、昨日イタリアよりカプリウォッチが届きました。洞窟前の海の写真にカプリウォッチを置いて、あの衝撃を受けたポスター画像を再現してみました。
2013年
7月
10日
水
真夏が突然やって来ました。一週間前の梅雨空が少しばかり懐かしく、火傷するような陽射しから逃げ出したいと思う今日この頃です。連日の猛暑に青空さえ疎ましく感じてしまいそうですが、南イタリアの爽やかな青空を思い出して、この突然やって来た暑さを乗り切ることにしましょう。
世界遺産の街マテーラは、苦難の歴史とそれに続く再生の物語を紡ぐ街です。ローマ帝国崩壊後、他民族から支配され続け、苦難の歴史を歩んできたマテーラ。貧困によって、サッシと呼ばれる独特の洞窟住居は不衛生な状態に陥ってしまい、60年ほど前には一斉退去を余儀なくされたという歴史があります。
一度は廃墟と化した洞窟住居群ですが、人々の努力によって再生され、かつての美しい姿を取り戻し、1993年世界遺産に登録されました。その再生の街マテーラで最も印象的だったのが、青空を仰ぐ女神像です。ボッティチェリのビーナス誕生を彷彿とさせるような女神。マテーラ再生の女神に違いありません。
2013年
7月
07日
日
週末の軽井沢で、また新たな植物に出会いました。いつもの散歩道、吹き抜ける緑の風を頬にうけ、目を閉じて大きく深呼吸しました。目を閉じていたのはほんの数秒ですが、目を開けるとそこに何とも可愛らしいブーケが・・・。森の妖精からの贈り物でしょうか。
紫がかったピンクの小花の可愛らしいブーケ、ふわふわしてモヘアのような感じです。薔薇科の植物でシモツケソウの仲間のようです。見知らぬ花々との出会いに胸をときめかせた少女の頃の私がそこにいるような・・・。不思議の森、軽井沢です。
2013年
7月
03日
水
カトリック教会の国イタリア、どんな街にもドゥオーモと呼ばれている大聖堂が聳え立っています。人々の信仰心が街々に荘厳にして壮大な建物を残していることに衝撃を覚えました。大聖堂は信仰心の具現化なのでしょうが、富と権力の象徴のようにも見えたりと異教徒としては戸惑いを隠せません。
でも、この黄金に輝くアマルフィのドゥオーモを目の前にしたら、何だかそんな戸惑いもどこかへ飛んで行ってしまいました。篤い信仰心こそがこの大聖堂を築かせたという確信のような思いが押し寄せて来たのです。
海洋国として交流のあったビザンチンやイスラムの影響を受けているというこの大聖堂。まるで、日本の寺社仏閣を訪れた時のような懐かしさに包まれた不思議な時を過ごしました。
2013年
7月
01日
月
南イタリアへの旅から、もう1か月近くが過ぎました。旅のプレイバックもアマルフィで止まったまま、ローマまで行きつく頃には秋風が吹き始めるかもしれません・・・。それでも、時間のある時に少しずつ歩を進めましょう。
さて、旅の楽しみの一つは、食事。イタリアということでかなり楽しみにしていましたが、量が多すぎる上にこってり系。そんなこんなで「お残し」の日々。唯一完食したのが、ここ「ホテル ミラマルフィ」でのランチです。
このacqua naturale(炭酸なしの水)は、毎食の必需品。今日のお水は、白とブルーのテーブルセッティングに合ったお洒落な瓶です。Aceto Balsamico(バルサミコ酢)もさりげなく置かれていました。
いつもは、最初の一皿がパスタということが多くそれだけでお腹いっぱいになってしまっていましたが、今日は、蛸と胡桃のサラダです。海と空のブルーを白いお皿のラインに、リゾート気分満喫です。イタリア語で「いただきます」に近い意味を持つというBuon appetito!と皆で乾杯しました。