2012年

7月

28日

花の時を

 先週末は、まだ固い蕾のウバユリでしたが、一週間で蕾は花へと一歩一歩近づいているようです。ひと固まりだった蕾が、一つ一つの蕾になり、今や遅しと花の時を待っているようです。

 森の木々に溶け込み、静かに開花を待つウバユリです。今年は、いつ頃花の時を迎えるのでしょうか。1年ぶりのウバユリの花に今年も会えますように・・・。

 

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2012年

7月

22日

この白い花は・・・

 軽井沢の楽しみの一つは、散歩です。愛知や群馬での散歩は、心身によい刺激にはなるものの、日常生活の一環以外の何物でもありません。でも、軽井沢での散歩は、たとえ見慣れた風景でも、まるで小さな旅のような気分です。

 今日は霧に包まれる時間はあったものの、雨は降らず時々は陽の射す時間帯もありました。ゆったり気分の散歩、昨日と同じ散歩道に、純白の花が咲いていました。昨日は、気づきもしなかったのですが・・・。

 この白い花は、何という名前なのでしょうか。木苺や草苺の花に似ています。平地では春から初夏にかけて咲く花が、冷涼な軽井沢では、夏の今頃咲いているということかもしれません。 この純白の花は、一体どんな実をつけるのか、小さな楽しみがまた一つ増えました。

 

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2012年

7月

21日

雨の中のウバユリに

 今日は、霧と雨の1日になってしまいました。昨夜から、涼しいというよりも寒いといった方がぴったりの軽井沢、今日の最高気温は何と14.9度でした。夏休み最初の土曜日だというのに、何だか閑散として夏の賑わいはありません。

 静かな軽井沢でしばし翼を休めることにしましょう。夫も軽井沢での久しぶりの休日です。束の間の軽井沢での休日、たとえ霧と雨でも、どうしても訪れたい場所があります。ウバユリの自生する森です。夕方、雨が小止みになったのを見計らって、ウバユリに会いに行きました。

 1か月ぶりのウバユリは、その蕾を膨らませていました。昨年、初めてこの蕾を見た時はどんな花が咲くか全くわかりませんでしたが、なぜか不思議な力を感じたものでした。その不思議な力に相応しい花姿とストーリーを持つウバユリです。この花が愛おしくてなりません。

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2012年

7月

19日

友禅菊

 刻一刻と変わっていく夏の庭の草花、何日か見ないだけですっかり庭全体の雰囲気が変わっていることに気づきました。こぼれ種で芽吹いた草花達や、根をしっかりと拡げている宿根草達が、まるで野に咲く花というような自然な風情で咲き乱れています。

 ヒロインは私よとばかりに咲き誇っている1年草のような自己主張はないけれど、目立たないけれどしっとりと情感豊かな演技をする脇役のような存在の宿根草も素敵です。そんなしっとりとした和の趣たっぷりといった感じの友禅菊が咲き始めました。

 万葉集にも謳われているのではというような雰囲気を持った花なので、すっかり和の花と思い込んでいました。でも、本当は北米原産の花で、日本に入ってきたのは、明治になってからとのことです。あらまあ、びっくりです。

 友禅菊へのこんな想いを、31文字の短歌に出来たらいいのですが・・・。

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2012年

7月

18日

風船蔓

 梅雨明けとともに猛暑に。昨日は、群馬の館林で39度2分を記録、富岡も暑い日々が続いています。3連休の前は、白い小さな花を沢山つけていた実家の風船蔓ですが、今朝見ると、もう実がなっています。白い花の時は、何という植物だったのか思い出せませんでしたが、この実を見たら「風船蔓」という名がすぐに浮かびました。

 そういえば昨年、母が風船蔓の種はハート形をしているのよと言っていたことを思い出しました。ハート形の種が芽を出し、初夏に白い小さな花を咲かせ、やがて風船のような形をした実を結ぶ・・・命の不思議を想う夕べです。

 

 そんな想いと母のふうせんかづらを詠んだ短歌2首がそっと重なりました。

 「白花の小さく咲きて根元にはふうせんかづらの実二つ成りをり」

 「黒き色に白きハートのくっきりと風船蔓の種を手に取る」

 

 

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2012年

7月

16日

Green Green

  7月もあっという間に半ばを過ぎ、3連休も今日が最終日になってしまいました。半ば近くになってようやく、7月の事務所玄関のアレンジを撮ることが出来ました。アレンジそのものは6月の紫陽花から、7月のGreen Green にすぐに変えてはいたのですが・・・。

 今月は、本物のGreenと光触媒のGreenのコラボレーションで、Green Greenです。本物は、ハイドロカルチャーの鉢植えのみ、他はすべて光触媒のGreenです。

 事務所の外回りのオリーブの木とラベンダーの寄せ植え、3連休で水やりが出来ませんでしたが、この猛暑の中、元気にしているでしょうか・・・。

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2012年

7月

14日

白鷺舞う時

 昨日の夕方、安中榛名駅へと向かいました。先週の土曜日の朝、白鷺を2羽見かけた水田に近づくにつれ、今日もまた逢えるかしらと期待が膨らんで行きます。でも、朝ではないので、逢えないかもしれない・・・と諦めの気持ちも。

 期待と諦めが交錯するなか、私の目に飛び込んできたのは、2羽の白鷺ではありませんでした。沢山の白鷺がいたのです。カメラに収めることが出来たのは10羽の白鷺ですが、もっといたような気がします。

 辺りは一面の水田なのですが、白鷺がいるのは先週と同じ二つの水田に限られています。白鷺舞う緑の水田を眺めていたら、溜まった疲れも吹っ飛んで、何だか幸せな気持ちになって来ました。

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2012年

7月

12日

古代蓮に

  歩いて10分ほどなのに、車で通りがかることはあってもなかなか歩いて行くことの出来ない富岡の古代蓮通りです。昨日は夕方から会合があったので、それに合わせて花の時を迎えようとしている古代蓮に1年ぶりに再会することが出来ました。

 夕べ、花を閉じてしまった純白の古代蓮、今朝、早起きをして散歩がてら花を見に行くつもりでしたが、雨の朝になってしまいました。雨音を聴きながら、雨に打たれた純白の古代蓮の花をそっと想う朝でした。

 

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2012年

7月

09日

木槿の花に

 昨日は、夏がこのくらいの気候ならいいのにと思うような爽やかな1日でした。爽やかな風に誘われるように、夕方緑道へと。1週間前に、花盛りだったガーデニアは一体どこへ行ってしまったのでしょうか。この1週間で花はすっかり終わってしまったようです。花の命の儚さに愕然としてしまいました。

 今、この時を大切にと思いながらも、心のどこかで明日があるからと甘えてしまっていることがあるかもしれません・・・。今この時を大切にと想いを新たにしたその時、美しい1輪の花が目に飛び込んで来ました。馴染みの一重咲きの木槿と同じ葉を持っている、八重咲きの木槿です。

 何年もこの緑道を歩いているのに、初めて八重咲きの木槿に出合いました。終わりがあれば、新たな始まりもあるのよ・・・という木槿の囁きが聞こえて来たような梅雨の晴れ間の夕暮れ時でした。  

  

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2012年

7月

08日

白鷺・・・

 昨日の早朝、群馬から愛知へと。安中榛名駅へ向かう途中の少し前まで麦畑だった所が、水田になっています。これが、その昔に社会科で習った「二毛作」、何だか懐かしい風景です。

 緑の水田の美しさをカメラに収めようとしていると、突然、2羽の白鷺が舞い降りてきました。慌てて、カメラを向けたのですが、あっという間に飛び立って行ってしまいました。

 残念ながら、2羽の白鷺を写すことは出来ませんでしたが、緑の水田に舞い降りた清々しい白鷺の姿を、記憶の中へと。慌ただしい休日ですが、何だか少しだけ良いことがありそうと思った朝でした。

 明日早朝、また群馬へと向かいますが、もう1度白鷺に逢うことが出来るでしょうか・・・。

 

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2012年

7月

04日

矢車草

 子供の頃からずっと矢車草だと思っていたこの花は、本当は矢車菊というらしいということをつい最近知りました。本当の矢車草は、この花とは似ても似つかない山野草のような趣をもった花でした。全く似ていないのに、名前が混同されていることが少しだけ不思議な感じです。

 でも、たとえ間違えとわかっても、私の遠い日の記憶の中の矢車草は、このコーンフラワーです。透きとおるような青の美しさを際立たせるような優しい風情、そして、そんな可憐な姿とは対照的な雑草のような逞しさ・・・。不思議な魅力に惹きつけられてきたような気がします。

 古来、この花にまつわる素敵な伝説もいくつかあるようです。最高のサファイアの色合いを「コーンフラワーブルー」というとか、マリーアントワネットが愛した花であるとか、ドイツの国花であるとか。

 実家の芝の中で自由気ままに咲いている「矢車草」と、数々の伝説をもつノーブルなコーンフラワーがどうしても結びつきません。

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2012年

7月

02日

ガーデニア

 夜暗くなってから散歩に出かけました。どこからともなく芳香が漂っているような気がして立ち止まると、白い花が闇の中に浮かび上がっていました。八重のクチナシです。

 一重のクチナシは静かな和の雰囲気ですが、八重のクチナシは華やかな雰囲気がします。八重のクチナシは、西洋ではガーデニアと呼ばれていて、とっても素敵な物語があったような・・・。

 少女の頃、読んだ小説。どんな物語だったか忘れてしまいましたが、パーティーのドレスや髪に生花を飾るシーンが沢山出てきたのを覚えています。溜息の出るような憧れのシーンでした。きっと、このガーデニアを飾った少女もいたはずです。

 香りは闇の中で凝縮されたのでしょうか。まだ、鼻と喉に香りが残っているようです。そういえば、シャネルの香水にも、ガーデニアってありましたっけ。

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2012年

7月

01日

雨の日曜日

 今日は、雨の日曜日になってしまいました。6月は梅雨なのに、群馬では、雨が少なかったような気がします。局地的な豪雨や台風など、いつもの梅雨とは少し違っているのでしょうか・・・。

 雨の日、私達人間は何だか少し憂鬱な気分になってしまいますが、田植えの終わった水田や、畑の野菜達、そして庭の草花や木々は、雨を待ちわびていたようです。

 こんな雨の日は、窓ガラス越しに、雨水を含んで生き生きとしてきた庭の緑を眺めることにしましょう。少し涼しいくらいなので、ミルクたっぷりの紅茶でも頂きながら、雨音と雨に洗われた美しい緑を愉しむのんびりとした休日です。

 今頃、実家の紫陽花も久しぶりの雨にほっとしているところでしょうか。

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