2012年

11月

26日

初冬のマリア像に

 1か月前には紅葉に彩られていたマリア像ですが、今、辺りはすっかり初冬の景色です。葉の落ちた木々と枯葉色に包まれ、静かにひっそりと佇んでいます。特別な信仰心を持っているわけではありませんが、四季折々の風景に溶け込むように佇むマリア像にいつも心が洗われるようです。

 長く厳しい冬を迎える軽井沢、敬虔なシスター達が過ごすこの修道会の前を通る度に、自分自身の今を問い直さなければという想いが駆け抜けていきます。そんな自問自答する私に、マリア像は、宗教を超えた慈愛に満ちた微笑をそっと返してくれました。

 

 

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2012年

11月

14日

蜜柑

  慌しく過ごしている間に、11月も中旬になってしまいました。今年もあと1か月半しか残っていません・・・。深まりゆく秋を心に刻む余裕もなく、ルーティーンワークに追われる日々でした。日暮れも早くなり、毎日帰宅する頃は、真っ暗です。

 晩秋の耀きは至る所にあるというのに、心の余裕の無さは、目や耳も塞いでしまうのでしょうか。移りゆく季節もどこか遠く、無彩色の日々を過ごしていたようです。

 さあ、しっかり目を見開いて、耳を澄ませてみましょう。もちろん心の目や耳も一緒に。晩秋から初冬へと移りゆく季節をしっかり心に刻みましょう。いつの間にか、実家の庭の蜜柑の木に小粒ながら沢山の実がなっていました。

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2012年

11月

04日

小春日和に

 木枯らしが吹き荒れる日々で始まった11月ですが、週末は穏やかな空気に包まれています。小春日和という言葉がぴったりの週末になりました。金曜日に群馬から着てきた暖かコートも何だか重たく感じてしまいます。

 少し薄く軽いコートに着替えて、久々に桃花台の公園へと。長い夏と短い秋から一気に冬へ向かってしまうのかと思いましたが、まだまだ秋はこれからといった雰囲気です。

 花水木は赤く、銀杏は金色に。秋の深まりと共に、山だけでなく、街も秋色に染まっています。そんな秋の雰囲気をたっぷりと吸い込んで、日々の疲れを追い出してしまいましょう。

 小春日和の秋の日に見つけた季節外れのタンポポ。茎を伸ばさず、地面にへばりつくように咲いています。これからやって来る木枯らしの季節、このタンポポは、どのように生き延びていくのでしょうか。しっかりと地中深く伸びた根に支えられて、逞しく生き抜いて欲しいものです。

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