雨の日以外は、洗濯物をテラスに干すために、毎朝庭に出ているはずなのですが、庭の日々の小さな変化に気づかないまま、季節が変わってしまっていたということがしばしばです。
人生の中に全く同じ日などあるはずもないのに、日々を同じ日の繰り返しのように生きてしまっているから、つい記憶の中の華やかな薔薇に思いを寄せてしまうのでしょうか。
7月初めの庭は、緑の美しいレースで溢れていました。こぼれ種から生い茂っているコスモスの葉です。自然が織りなす繊細な緑のレースは、まるで日々のささやかな喜びを紡いでいるかのようです。
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