義母の加賀友禅

 金沢に住んでいた義母が亡くなって丸8年、夫や義姉たちは、月命日のお参りを欠かさず続けていてくれました。群馬と小牧の往復の忙しさにかまけ、金沢に行くことは夫任せにしてしまっていた今日この頃です。

 金沢は、1年ぶりになるでしょうか・・・、御彼岸に金沢に家族が集合しました。私は、高崎から上越新幹線で越後湯沢へ。越後湯沢から特急はくたかに乗り換えて金沢へと。北陸新幹線が開業する来年3月には金沢もずいぶん近くなります。

 8年間そのままにしていた義母の箪笥を夫や義姉たちと開けることになりました。溌剌として美しい若き日の義母の写真。写真の義母が着ていた加賀友禅の振袖が最後の最後に箪笥から出てきました。義姉たちには、義母が晩年に着ていた大島紬や色無地などを形見に、私は写真の加賀友禅の振袖を頂きました。

 薄い金茶色の振袖、丸洗いして、袖を短くして今年の新年会に是非と、染物屋さんに持って行きました。残念ながら、透かすと肉眼では見えなかった小さな穴が多数。着ることは諦め、義母の形見として大切に保管することに決めました。

 


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