富岡蔵広場

 雨の多い今年の8月の終わりは、晩夏を通り越してすっかり初秋の気配が漂っています。じりじりと照りつける太陽を避けて早朝や夜にしていた散歩も、時間のある時は、まだ明るい夕方にも。

 富岡製糸場が午後5時に閉まるので、夕方6時になると街はひっそりとしています。宮本町に建つ蔵は、1914年(大正3年)に建てられ、平成の初めまで商家の倉庫として使われていたとのことです。平成15年富岡市に寄贈され、21年に蔵の修復と広場が作られ、宮本町蔵広場として親しまれています。

 夕方6時もまだ開いていて、絵手紙の展示などが行われていました。夏涼しく冬暖かいという蔵、訪れた方々がほっとできる憩いの場になって欲しいものです。蔵の白の漆喰と黒のコントラストも美しく、モノトーンに優しさを添える木々の緑。

 古い家が壊され、いつの間にか駐車場になっていたり、改装されお土産物屋さんになっていたりと変わっていく街並みに少し戸惑いを感じることもありますが、世界遺産のある街はこれからどのように変わっていくのでしょうか・・・。


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