昨年の秋、軽井沢の散歩道で出合った実の正体がようやくわかりました。久しぶりの軽井沢、秋の実に出合った場所で咲いていたのはこのようなシックな花でした。名前は「天南星」と書いて「テンナンショウ」、緑の花が咲くこの種類は「青天南星」のようです。
でも、ユキモチソウやマムシグサなどサトイモ科のテンナンショウ属の似た花もあるようなので、正確なところは不明のままです。花ではなく葉が変形した仏炎苞が特徴で、このテンナンショウ達の実は皆同じ感じでトウモロコシ状です。
7月も間近な軽井沢の森、色々な種類のテンナンショウが自生しています。秋には、沢山の実が色づいていく様が見られることでしょう。
ただぼんやり眺めていた植物達ですが、その一つ一つを知っていくと、散歩もまた少し味わい深くなるような気がします。もちろん、今年もまたウバユリも物語を紡いでいます。
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