雨上がりの朝、紫露草が咲き始めていることに気づきました。まわりはまだ蕾ばかりなので、この花が最初の一花でしょうか。開いた花の命はわずか一日という短命、朝開いた花は夕方には萎んでしまうようです。
たった一日のために一年をかけて咲く。何だか切ないような気もしますが、命の最高の輝きかもしれません。この一花は、夕べには萎んでしまっても、明日の朝には次の花が咲いて、命は脈々と繋がっているのですね。
ぼんやりと見ていたら、葉の上の水滴がころころと下に落ちて行きました。朝陽をうけた小さな水滴が美しく輝き、今日も一日が始りました。
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