3月11日に捧ぐ

 あの日から2年経ちました。時は流れ、季節はめぐり、再び今日という日を迎えることが出来ました。今日という日を迎えることが出来なかった幾多の方々の存在を胸に、日々を大切に生きていかなければなりません。志なかば、夢なかばのまま逝かなければならなかった方々の無念さを忘れてはなりません。

 命ある者、残された者として出来ることは何でしょうか。それは、自らの志を貫き通すこと、そして、夢を叶えるために努力することではないでしょうか。志なかば、夢なかばで逝ってしまった方々の志や夢も皆で背負って生きて行かなければなりません。

 志なかば、夢なかばの無念の魂が、悲しくも美しい青紫の花を咲かせました。ツルニチニチソウの澄み切った青紫の花に、強く逞しく生きていくことを誓いました。


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