夢見る頃を過ぎても

 子育てに追われていた頃、「夢見る頃を過ぎても」という小さな文章を書いたことがあります。その頃想い描いていた未来に今限りなく近づいて来ているでしょうか。それとも、すでにその未来を遥かに越えてしまったでしょうか。時は静かに流れ、「今」はその頃夢見た未来と重なりつつあります。

 夢のあとさきには一体何が待っているのでしょうか。夢を叶えた満足感でしょうか。それとも夢が終わってしまった虚脱感でしょうか。一つの夢を叶えたら、それに満足してしまうのではなく、そこからまた新たな夢を見つけてみたいものです。 そして、叶わなかった夢の数々を拾い集めて、そこから、また新たな夢を紡ぐことも出来るかもしれません。

 夢見る頃は遥か彼方に過ぎ去ってしまいましたが、まだまだ夢を見ることを諦めたくはありません。無機質な空間を彩るデンドロビュームが優しく微笑んでくれました。

 

 


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