春日井の緑化植物園、この時期は梅林にばかり目が向いてしまいますが、隣接する傾斜地に椿園が造られています。先週は、足を踏み入れなかった椿園を昨日は散策してみました。
椿というと、八重咲きで華やかな乙女椿をイメージしてしまいますが、お茶のお稽古をしていた頃は、茶花の侘助をまず最初に思い浮かべていたような気がします。お茶のお稽古も、和の趣もすっかり遠くなってしまった今、椿園の散策は、遠く懐かしい世界を思い出させてくれました。
阿修羅、不如帰、万華鏡、太郎冠者などジャパネスクな品種名にも圧倒されてしまいます。花は、葉の陰に隠れるようにひっそりと咲き、控えめな美しさとその存在感に圧倒されました。奥ゆかしい美しさ、久しぶりにそんな言葉を思い出させれくれた椿園の散策でした。
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