一輪の花に

 連休も今日で終わり、またそれぞれの場所へと帰っていく時になりました。家族が揃う時を迎える心弾む気持ち、そして、終わりの日の少し切ない気持ち。以前、夫が大阪に単身赴任していた時は、送る側でしたが、今は、私が送られる側になりました。

 今日は、長野経由の新幹線で軽井沢まで、今日は軽井沢泊で明日朝群馬へと。しなの鉄道の中軽井沢駅から歩いてマンションに向かいました。連休最終日、道路は渋滞していると思いきや、閑散としています。28日に軽井沢から小牧に向かった時は、混雑していたのに・・・。

 心弾む旅の始まり、そして何だか、もの悲しい旅の終わり。心の風景と街の風景が交感して、切なさが胸に拡がっていきます。切なさに呑み込まれてしまわないよう、いつもの散歩道へ。そこで、見たこともない可憐な白い野の花に出合いました。

 明日からの平日は父母の娘としての時を過ごすことが出来ます。そして、週末は、妻として、母としての時を過ごすことが出来ます。もの悲しいとか、切ないとか言っている場合ではないでしょう、二つの時を過ごせる幸せを噛みしめなさいと、たった一輪だけで咲いている白い野の花に叱咤激励された夕暮れ時です。  


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