秋から冬にかけての楽しみの一つがフィギュアスケートをテレビ観戦することです。今は、テレビ放送も多くなり、若い才能のあるスケーター達の演技を、リビングで楽しむことが出来るようになりました。男子は4回転が当たり前となり、技術は格段に進歩しているようです。
技術は超えられてしまいますが、超えることの出来ない何か特別なものをもっているスケーター達は記憶の中に鮮やかに残り決して忘れることが出来ません。特に忘れられないオリンピック優勝のペアが二組。
ソビエトの今や伝説となってしまったペア、エカテリーナ・ゴルデーワ&セルゲイ・グリンコフ。二人は結ばれ、人生と氷上のパートナーとなるのですが、セルゲイの急死・・・。気品と優雅さ溢れる演技は、まさに氷上の芸術でした。
もう一組もロシアのペア、エレーナ・ベレズヤナ&アントン・シハルリドゼ。エレーナは、練習中頭の大怪我をしたにもかかわらず、復帰。気品と優雅さ溢れる滑りに胸を打たれました。
そんな正統ロシアの伝統を受け継いでいるペアが、川口悠子&アレクサンドル・スミルノフ。昨夜、グランプリシリーズ中国大会で二人は優勝しましたが、日本での報道はとても少なくて残念です。来週はNHK杯なので、沢山映ると思いますが。
ハバロフスクのウラジミールさんの庭に咲いていた白いコスモスのような清楚で気品あふれる悠子さんペアの滑りを来週は堪能出来そうです。気品と優雅さ、それは、厳しいトレーニングと壮絶な生き様に裏打ちされ、より一層美しさを増しています。
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