今日は、8月9日・・・6日の広島に続いて、長崎に原爆が落とされた日・・・。早朝、美しく咲く風蝶花を見ていたら、高校2年の夏休みが甦りました。大江健三郎の「ヒロシマノート」を読んで、「原爆投下」という歴史の1ページを深く心に刻んだ夏の日のことを。
あの日、庭に風蝶花が咲いていました。優しいピンクがなんだかとても切なく風に揺れる花姿は悲しくさえ感じました。その時以来、私にとって風蝶花は、切なく悲しい花になりました。多感な少女だった私は、「広島や長崎にも、きっとこの花が咲いていたはず・・・」と悲しみを募らせたものです。
それから幾歳月、平和だと思いこんでいたこの国に、3月11日大津波が襲いました。原発事故が起きた今年は、広島、長崎の原爆の日には、特別な想いが・・・。
そんな想いを胸に、さきほど反原発の物理学者高木仁三郎の最後の著書「鳥たちの舞うとき」を注文しました。
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