ウバユリの物語は・・・

 ウバユリについて少し調べてみました。関東以西に自生するのがウバユリで、以北に自生するのが、ウバユリより大型のオオウバユリとのこと。軽井沢に自生するウバユリは、オオウバユリということでしょうか。かなり大型です。

 「姥百合」という名前、開花の時期に葉がボロボロになったり、なくなったりすることから、「歯のない老女」にかけて「姥百合」と名づけられたいうのが通説のようです。開花間近ですが、葉は結構しっかりしています。

 種子が発芽して、花が咲くまでに6~8年もかかり、ようやく開花したと思ったら、一度限りの開花で枯死してしまう・・・短い花の命を6~8年もかけて静かにそっと育む「乳母」のような百合・・・そんな花物語の方が似合うような気がします。

 何と切ない命の物語でしょうか。短い命を精一杯輝かせているひっそりとした花姿、この花にほかでもない「今年」出合えたことにただ感謝するばかりです。             

 


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