毎年巡ってくる桜の季節。一本の桜の木、花が終わり緑の葉が色濃くなっていく時、夏の陽射しに負けない緑の木陰を作る時、紅葉した葉が少しずつ落ちて行く時、葉のなくなった木に雪が積もる時、それぞれの季節をくぐり抜けてきた桜の木。
時は春、かたい蕾がほんのり色づき、咲き始めの花一輪をつけ、やがて満開の時を迎えます。でも、満開の時はほんのわずか、花の散る時はすぐやって来ます。それでも、この花を毎年私達に見せてくれるために、季節を懸命に生き抜いている桜の木・・・。
私達も、それぞれの場所で懸命に一年を過ごし、今年もまたこの桜に出逢うことができました。これまで当たり前のように謳歌してきた桜・・・、でも、今年・・・。
この桜に今年もまた出逢えたことに心からの感謝を捧げます。奇跡のような毎日が積み重なって今年もまたこの桜に出逢えたことに。
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