被災地の子供達に絵本をという「3・11絵本プロジェクトいわて」、被災地に直接送ることが出来るので、早速、絵本を買ってきました。子供達も大人になり、絵本とは縁のない生活を送ってきましたので、久しぶりに手にした絵本に、目が釘づけになりました。
夕食の支度も後回しにして、15冊一気に読んでしまいました。特に、今はもう絶版になっていると思われる世界文化社の「おはなしらんど」シリーズは、子供はもちろん読み聞かせる大人も楽しめる素晴らしいものです。
まず、お話のセレクトの素晴らしさ。アンデルセンやグリムだけでなく、有名な世界の文学者達がずらり!さらに、裏表紙には、作者の経歴と作品の解説もきちっとあり、しかも作者の珠玉の言葉も。
『緋文字』で有名なホーソンの『きんのすきなおうさま』の裏表紙には、こんな文章が・・・。
「私の羽は、虹のような色をしています。」希望は言いました。
「なぜなら、私の性質は陽気ですが、涙と笑いが、同じくらいの
分量でまじりあっているからです。」
(『子供の楽園』より)
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