花の挽歌

 あの日、海辺の町をいくつも飲み込んで廃墟にしてしまった自然、そして、 雨上がりに、こんな優しい花を咲かせてくれる自然、どちらも同じ自然。

 自然の恐ろしさと優しさ、そのどちらとも寄り添って生きてきた海辺の人々を、なぜ飲み込んでしまったのでしょうか?自然と共に生きてきた人々なのに、なぜ?

 

 雨の雫が花から葉へと伝わり涙となって・・・、こうべを垂れたヒマラヤユキノシタがひっそりと挽歌を奏でる朝でした。


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