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2015年
2月
02日
月
冬枯れの庭に一輪の寒椿が咲いた朝、遠い砂漠の地で尊い命が奪われました。強さと優しさを秘めた八重咲きの椿です。
凛と咲くこの花は、遠い砂漠で無念に散った魂の化身でしょうか。溢れる想いに蓋をしてしまって何もすることが出来なかったこと、何も声を上げることが出来なかったことが悔やまれます。
凍てつく朝に、寒椿の燃えるような想いがただ悲しく漂っています。憎しみは憎しみしか生み出さないこと、憎しみより慈愛と希望を。強さと優しさを併せ持つこの寒椿の想いを胸にこれから生きていかねばと誓った朝です。