2012年

1月

31日

紅冬至

 1月も今日で終わりです。昨年の9月末から少しずつ覚悟はしてきたものの、思い描いていた道とは、違った道を歩むことになりました。様々な偶然と必然が重なり合った「運命」としか考えようがないこの道、険しい道程になりそうですが、一歩一歩前に進んで行くしかありません。

 守っていかなければならないもの、変えなければいけないもの、その狭間で思い悩む日々ですが、一人ではありません。支えてくれる人達とともにゆっくり歩んで行くことにしましょう。

 それでも、時々、背負ったものの重みが冬色の街と重なり、ふと歩みを止めたくなる時もあります。そんな時、冬空にその蕾を膨らませている極早生種の紅梅「紅冬至・こうとうじ」を思い出しました。寒さに震えながらも、ゆっくりと蕾を膨らませている「紅冬至」に力をもらって、また前に進んで行けそうな気がします。

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2012年

1月

30日

ハーブティーを

 月曜日は、朝一番で小牧を出発し群馬へ。寒い朝でした。駅のホームで列車の到着を待つ時間、体の芯から凍えてしまいます。耳や足の指が痛くなるほどの寒さは久しぶりです。こんな時、熱々のハーブティーを飲めたら体の芯から温まることができるのに・・・。

 昨日、植物園の中にあるハーバルハウスで、色々なハーブティーを買って来ました。マロウ、タイム、ペパーミント、カモミール、エキナセア、レモングラス、バーム、バーベナの「風邪のブレンド」や頭痛、冷え性などに効果的なハーブティーの色々なブレンドです。

 バスケットにレースを敷いて、ハロッズベアと一緒にハーブティーをディスプレイしてみました。ほのぼのとした小さなコーナーが出来ました。今夜は、実家に持参した「風邪のブレンド」を父母と一緒に頂くことにしましょう。

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2012年

1月

29日

冬の水辺に

 昨日は、「アボンリーへの道」の懐かしい人達に再会し、大切にしなければならないものを思い出すことが出来ました。どんな年齢になっても、きっと繰り返し繰り返し見続け、登場人物達と一緒に笑ったり、泣いたり、怒ったり。そして、大切なものに気づいて。心帰る場所、心の故郷のような宝物です。

 今日は、寒いけれど快晴の日曜日になりました。貴重な休日、遠出は出来ませんが、思い切り自然の中で深呼吸してみたいものです。自然を身近に感じることの出来る場所、春日井緑化植物園とその周辺に行ってみましょう。

 夏にはマイナスイオンを感じる心地よい池の水辺ですが、今は、寒風に身が縮んでとっても長居はできそうもありません。そんな時、橋の近くに水鳥が2羽やってきました。

 上から覗いて見ると、寒さを吹き飛ばすような世界が広がっていました。青空と白い雲を映した水辺を漂う2羽の鳥達・・・。突然、サンサーンスの「白鳥」の美しい旋律が浮かんできました。いつか、厳寒の湖に飛来する白鳥に会いに行きたいものです。

 

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2012年

1月

28日

あの場所へ

 昨夜遅く小牧に帰ってきました。たまった家事は午前中に一気に済ませ、午後は心身を解放して自分自身に帰る時間を作らないと何だか壊れてしまいそうです。誕生日が嬉しい年齢でもありませんが、ずっと欲しいと思っていたDVDを長男がプレゼントしてくれました。  

 現実の世界で疲れ果てた時、帰りたい場所がここ「アボンリーへの道」にあります。今日は、ナルミの殿堂入り薔薇シリーズのアイスバーグのティーカップで、カモミールティーを頂きながら、心帰るあの場所で午後のひとときを過ごしました。

 「アボンリーへの道」から、たくさんの優しさと勇気を貰って、現実の世界に帰って来ることが出来ました。心も体も疲れ果ててしまった時は、あの場所へ帰ることにしましょう。

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2012年

1月

26日

15歳になった貴女に

 昨日は、貴女の15歳のお誕生日でしたね。1日遅れになってしまいましたが、ロシアの可愛いクマのカードを今日お祖母様に届けておきました。15歳という大人の階段を登っていく貴女には幼すぎるかしら、もっと大人っぽいカードが良いかしらと迷いましたが、クマちゃんの優しい表情で貴女を包みたくて、このカードを選びました。貴女のママには笑われてしまいそうですね。

 無限の可能性のある15歳、大人への階段を登っていく15歳、もし、戻れるものならもう一度戻ってみたい年齢です。でも、そのただなかにいる時は、そのことには気づかないものです。「今」を大切に、未来を見つめて、輝く15歳の時を過ごしてください。

 私も、「今」を大切に毎日を過ごして行きたいと思っています。

 

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2012年

1月

25日

冬の青空

 今朝もかなり冷え込みましたが、日中は、久しぶりにぬけるような冬の青空が広がりました。いつもは遠くから静かに見守ってくれている妙義山ですが、今日は、山の麓まで行くことになりました。

 吹く風は冷たく、道路の端には、先週の金曜日に積もった雪がまだ沢山残っています。麓から仰ぎ見る妙義山は、青空のもと泰然自若としています。きりりと身が引き締まるような感覚は、寒風のせいだけではなかったようです。威風堂々としたその姿には、大きなパワーがあるのでしょうか。

 改めて、この道を歩いて行く勇気を持つことが出来たような気がします。叔父の生まれ育った妙義山の麓を、今日訪れることが出来たことを冬の青空に感謝しました。

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2012年

1月

24日

シクラメン

 叔父の仕事を引き継ぐにあたって、決めなければならないこと、相談しなければならないことが山積みの日々です。それでも、皆に助けられて少しずつ目途がつきつつあります。

 運命に導かれたこの道、この道を行くためにはどうしても避けることは出来ないことではありますが、心身の疲労もじわじわと溜まってきています。寒さと疲労が重なり重い足取りで帰宅すると、実家の玄関のシクラメンが明るく微笑んでいました。

 厳しい現実に直面したこんな時こそ、「愛と勇気と英気」を持って乗り越えていかなければとシクラメンが優しく語りかけてくれました。

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2012年

1月

23日

銀世界

 群馬で金曜日に降った雪はもうほとんど融けていますが、今夜から明日の朝にかけてまた雪の予報です。朝一番の特急しなのと長野新幹線を乗り継いで、また群馬に戻ってきました。途中、新幹線の車窓から見た今朝の軽井沢は、一面の銀世界でした。

 緑の樹木に綿のように積もっている雪、瀟洒な別荘の煉瓦の煙突にも真っ白な雪、遠くの山々も雪を冠って・・・暖かい新幹線の車窓から見る軽井沢は、まるでメルヘンの世界のようです。でも、実際の軽井沢は、最高気温もマイナスの極寒の地です。水道管も凍らないように不凍液を入れなければなりません。

 従妹の家の玄関は、トールペイントと雪だるまドールがディスプレイされていて、メルヘンのような銀世界が広がっています。厳しい現実の世界からしばし逃避して、メルヘンの中の銀世界に身を置いてみたいものです。

 

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2012年

1月

22日

運命

 これまで歩いてきた道には、沢山の曲がり角がありました。右に行くか左に行くか、それともまっすぐ進もうか・・・その時その時に自分自身で決断して歩いてきたこの道です。その結果、今ここにこうして立っています。

 しかし、これから歩いて行かなければならない道は、自分自身の決断ではなく、様々な偶然が重なりあった結果、ただ一つの道を選択せざるを得ないような状況に陥ってしまったような気がしています。

 「偶然の必然」というべきか、それとも「必然の偶然」というべきかよくわかりませんが、こういう状況のことを、「運命」というのかもしれません。もう少し、色々な出来事が遅かったり、早かったりしていたら、「運命」は私にこの道を歩ませなかったに違いありません。

 「運命」に導かれて歩んでいくこれからの道は、様々なものを背負って歩いて行かなければならない道ですが、自分自身が選択して歩いてきたこれまでの道と同じように、ゆっくりと歩いていくことにしましょう。

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2012年

1月

21日

自分への

 昨夜、小牧に帰って来ました。月曜からは、また群馬での仕事が待っていますが、ようやく色々な目途が立ちつつあり、久しぶりに週末をゆっくり過ごせそうです。そういえば、今日は、私の誕生日でした。

 自分自身へのささやかプレゼントは、何が良いでしょうか・・・。穏やかな優しい気持ちになれるものが今一番欲しいものかもしれません。優しく華やかなピンクの薔薇の花束が良いかしら。沢山あるアートフラワーの中から、お気に入りのピンクの薔薇をセレクトして、小さな花束を作りました。

 ロイヤルアルバートの100周年記念の復刻版のピンクのトリオ、1960年のゴールデンローズとともにディスプレイしてみました。優しく華やかなピンクのコーナーが出来ました。見ているだけで何だか優しく穏やかに、そして幸せな気分が甦ってくるようです。

 

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2012年

1月

18日

蠟梅

   実家の庭も、枯葉色冬一色です。冬色に支配されている庭に、心も曇りがちになってしまいます。枯葉色の1月の庭に、彩りはないものかしらと辺りを見回すと、どこからともなく、芳香が漂ってきました。梅の花のような香りです。

 少し見上げると、艶々としたやわらかな黄色の花が沢山咲いていました。母に聞くと、「蠟梅」とのことです。ロウバイ・・・「狼狽」という言葉と音が同じだったり、「老」という漢字を連想したりと、あまり良いイメージではないと一瞬思いましたが、母に「ロウソク」の「蠟」のような質感の花でしょと言われ、なるほどと思いました。

 抜けるような冬の青空を背にした「ロウバイ」、その芳しい香りとつややかな花色に、多忙な日常をほんのひと時だけ忘れることが出来ました。

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2012年

1月

15日

エリカ咲く

 エリカが咲き始めました。というよりも、エリカが咲いていることにようやく気づきました。このエリカのピンクと美しいハーモニーが奏でられるように、冬の草花を植えていた頃が随分昔のことのように思えます。

 常緑のコニファー類も心なしか冬色になり、庭は枯葉色に包まれています。私の心も冬色が支配していますが、庭にも、私の心にも、彩りを与えてくれるエリカです。ピンクという色には不思議な力があるのでしょうか。余裕なくカサカサに乾いた心にじわっと水が浸み込んでいくように、ほんの少しだけ、潤いと彩りを思い出すことが出来たような気がします。

 優しいピンクのエリカに送られて、群馬へ。忙しい日々を乗り越えて行かなければ・・・。

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2012年

1月

14日

陽が昇って

 昨夜、10日ぶりに小牧に帰宅しました。叔父の回復を祈りながら、電車に飛び乗ってから随分時が経過したような気がします。どんな人生を送ろうと、いずれ皆灰になり、土に還っていくという現実を思い知りました。

 だからこそ、誠実に真摯に生きていきたいと強く願っています。陽が昇り、新しい一日が始まります。この一日を大切にと叔父が語りかけているようです。

 

 

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2012年

1月

13日

白菊に

  初七日も済み、白菊の花に囲まれた叔父の遺影が優しく微笑んでいます。白菊の花、よく見ると花芯はほんのりとした緑でした。仏花としてのイメージが強いのですが、菊は「高貴」という花言葉を持っています。また白菊の花言葉は、「誠実」、「真実」です。

 ずっと仕事一筋だった叔父、そんな叔父の仕事に対する情熱と真摯な姿勢を、改めて、白菊の花に囲まれた遺影が語りかけてくれています。どうぞ、残された叔母と従妹をお守りくださいと、白菊の花に囲まれた叔父に祈りました。

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2012年

1月

10日

永遠の別れ

 新幹線ホームで様々な別れのシーンを見た翌朝、突然の永遠の別れがやって来ました。生きてさえいれば、いつか必ず会える日が来ますが、必ず訪れる永遠の別れの日、その日が来てしまいました。

 妙義山の麓で生まれ育った叔父が、82歳の生涯を閉じました。叔父の旅立ちを送る日、朝は快晴でしたが、午後からどんよりと曇ってきました。叔父が帰っていく故郷の空です。

 どんな人生を歩もうと、すべての人が皆等しく土に返っていくという現実を実感しました。だからこそ、今を大切に。そして、お互いを認め合って生きていこうと、叔父の魂が帰っていく妙義山の麓の空に誓いました。

 いつまでも、私達を見守っていてください。そして、どこでどうなってしまったのでしょうか。叔父の近くに二つ咲くはずなのに、遠く離れてしまった二つの花、その二つの花が少しでも近づくことが出来るよう力をお貸しください。

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2012年

1月

04日

雪降り積もる

   寒い朝と思ったら、日本海側や長野などは雪のようです。東海地方や北関東の平野部でも雪が降る可能性があるとか。お昼の予定を2本早めて、午前中の「特急しなの」経由で群馬へ。日本一暑い街で有名な多治見駅から「しなの」に乗りましたが、凍りつくように寒い朝でした。

 岐阜県の木曽福島は雪、塩尻や松本になると雪は積もっておらず、篠ノ井、長野に近づくにつれ、また雪模様になってきました。姨捨駅を通過したあたりも、一面の雪景色です。雪降り積もる山々を越え、群馬へと。

 新幹線のホームでは、年末年始のお休みを終わった人達が、日常へと帰っていく光景が沢山見られました。お母さんとおばあちゃんに抱かれた小さな男の子がホームで、パパと泣き叫んでいます。お父さんは悲しそうな笑顔で車中の人となりました。楽しい再会の後のせつない別れです。でも、生きていれば、また会えるのですから。

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2012年

1月

03日

着物気分を

 家族4人が揃った年末年始休暇も今日で終わり、明日のお昼には群馬に向かう予定です。といっても、7日からは三連休なので、すぐまた戻って来ることになりますが・・・。

 毎年、今年のお正月こそと思っているのですが、なかなか実現できないことがあります。着物を着るというごく単純なことです。もう何年も着物を着ていないような気がします。

 せめて着物の気分だけでも味わいたいと、着物と帯をコーディネートしてみました。着物や帯揚げはやわらかい絹の風合い、帯や帯締めはしっかりとした絹の重み。やわらかい風合いとしっかりした重みの絹が重なり合い、日本の伝統が伝わってきます。

 白に赤の斑が入った椿の迎春アレンジを添えて、静かな休日の午後を。

 

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2012年

1月

02日

亡き義母と

   玄関も、いつもの薔薇から新しい年を迎えるコーディネートへと。義母が元気だった頃は、その年の干支の色紙を趣味の押し絵で作ってくれていました。義父も健在だった頃は、夫の実家の金沢へ帰省し、義母が一人になってからは、小牧に来てもらってお正月を過ごしていました。それも遠い日の記憶になりつつあります。

 義母が毎年贈ってくれていた押し絵の色紙から、お正月らしい金箔の色紙に描かれた花を選びました。胡蝶蘭の迎春アレンジと、羽子板と共に。新年の玄関は、亡き義母とのコラボになりました。

 亡くなっても、その人のことを思い出したり、その人のことを話したりする限りその人は生きている・・・。私達家族の心の中に生きている夫の両親と共に、新しい年を迎えました。

 

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2012年

1月

01日

新しい年に

   新しい年が始まりました。昨日と同じ朝なのに、新年です。とても不思議な感じがします。そういえば、何かのCMにありましたっけ。同じように流れていく時を、区切っている人間と。

 もし、1年という区切りがない世界を生きていかなければならないとしたら、それは果てしなく長い人生になってしまうことでしょう。改めて、時間という概念を作り上げた人間の英知に感心しています。

 季節のコーナーは、もちろん迎春がテーマです。人間の英知をもって、この困難を乗り越えて行くことが出来ますように。「勇気と英気と愛」に満ちた年になりますように。切なる願いを迎春アレンジに込めて。グリーンリーフや葉牡丹は「勇気」を、ゴールドの木の実と枝は「英気」を、優しい色合いの牡丹、蘭は「愛」を。

 

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