2011年

7月

31日

この花のように

 人生のさまざまな道の曲がり角を、その時々の精一杯の決断によって選び、「今」歩いているこの道。あの時、左に曲がっていたら違う道を歩いていたはず・・・。時には、そう思うこともあるけれど、あの時、右の道を選んだのは、他でもない私自身です。

 だから、この道を歩いて行きましょう。これから先、まだまだ、曲がり角は沢山あるに違いありません。一本道ではないこの人生を楽しんで歩いていかなくては。道の途中で、こんな魂を揺すぶられるような物語を秘めた花に出合うこともあるのですもの。

 もしかしたら、私はこの花に出合うために、人生のこの道を選んだのかもしれません。花が終わった後、この花は一体どのような姿になっていくのでしょうか。そして、私も、どこへ向かって歩いていくのでしょうか。

 

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2011年

7月

30日

森の妖精に出合った日

 発芽から開花まで6~8年もかかるのに、花の時は、ほんのわずかというウバユリの花に、初めて出合うことができました。

 ユリの花は、華やかさと優雅さを兼ね備え、周囲を圧倒するような威厳さえ感じる女王のような花。初めて見るウバユリの花は、そんな華麗なユリのイメージとは、かけ離れたとても清楚な花でした。森の中にひっそりと咲くウバユリの花は、その名とは正反対の清楚な少女のような花。

 かすかに緑を含んだ白い花は、ほの暗い森に舞い降りた妖精のようです。森の妖精に出合った日、クララ修道会の裏庭から子供たちが楽しそうにゲームに興じる声が聞こえてきました。森の妖精に出合い、妖精のような子供たちの声に心を洗われた夏の日の午後でした。

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2011年

7月

27日

植物の生命力

 実家の庭にある梅の古木、大きく二つに割れています。そこから、芽が出て、小さな木が育っています。ちょっと見たところ、梅の葉ではないような感じです。二つに割れた部分が、ちょうど鉢のようになって、そこに何か植物の種が飛んできて、発芽し、このように育ってきたのでしょうか。

 植物の生命力、驚くばかりです。これからどのように育っていくか楽しみです。

 

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2011年

7月

26日

ウバユリの物語は・・・

 ウバユリについて少し調べてみました。関東以西に自生するのがウバユリで、以北に自生するのが、ウバユリより大型のオオウバユリとのこと。軽井沢に自生するウバユリは、オオウバユリということでしょうか。かなり大型です。

 「姥百合」という名前、開花の時期に葉がボロボロになったり、なくなったりすることから、「歯のない老女」にかけて「姥百合」と名づけられたいうのが通説のようです。開花間近ですが、葉は結構しっかりしています。

 種子が発芽して、花が咲くまでに6~8年もかかり、ようやく開花したと思ったら、一度限りの開花で枯死してしまう・・・短い花の命を6~8年もかけて静かにそっと育む「乳母」のような百合・・・そんな花物語の方が似合うような気がします。

 何と切ない命の物語でしょうか。短い命を精一杯輝かせているひっそりとした花姿、この花にほかでもない「今年」出合えたことにただ感謝するばかりです。             

 

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2011年

7月

25日

あの不思議な蕾はウバユリでした

 7月10日頃、軽井沢のロイヤルプリンス通りを少し奥に入った別荘地に群生していた不思議な蕾、気になりつつも、調べようもなくわからないままでしたが、ようやくその正体がわかりました。

 マンションのすぐ近くの生活雑貨のセレクトショップ「シエナ」のオーナーに、教えていただいたのです。「ウバユリ」という名前を先に教えていただき、早速、群生している場所に駆けつけてみました。2週間前の固いひとかたまりの蕾の姿はなく、まさしく「百合」の蕾という風情になっていました。あっと驚く変身ぶりです。

 想像していた水芭蕉のような花の形ではありませんでしたが、緑がかった白という花の色は、ピッタリでした♪♪花が咲くと、夕方の森に芳香が漂うそうです。 「姥百合」、漢字にすると何だか切ない名前です。この花には、いったいどのような物語があるのでしょうか・・・。

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2011年

7月

24日

古代蓮~弥生時代を~

 すっかり古代蓮モードになってしまっています。今まで、蓮の花というと、仏教やお釈迦様というイメージが強かったのですが、この古代蓮に出合って、イメージが少し変わりました。

 仏教が日本に伝来する遥か前の弥生時代に、この花が咲いていたかもしれないなんて♪♪歴史の教科書で習った「弥生時代」は、稲作、弥生式土器、高床式倉庫、貫頭衣など、私の中では、あまり色彩のないモノクロのイメージしかありませんでした。無理やり色を想像してもみても、せいぜい稲わらなどのベージュ、貫頭衣も白かベージュしかイメージできませんでした。

 でも、このピンクの古代蓮が、弥生時代に咲いていたかもしれないのですね。何だか弥生時代全体が色彩を帯びた生き生きとした世界に変わっていくようです。

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2011年

7月

23日

古代蓮のロマン

 古代蓮の花が終わった後の蓮根のような実・・・、花托というものでした。何とも不思議な形です。ピンクの古代蓮も、開き始めたばかりの花、盛りを過ぎ散り際の花托が見えている花、花弁が散り、花托だけになったもの、ここにも古代蓮の花の一生が・・・。

 花の時は、短いけれど、古代蓮は悠久の時を超え、今、その命を輝かせています。2000年前の種子3粒が発見され、そのうちの1粒が発芽し花をつけたという奇跡。そして、その古代蓮は、根分けされ、今、世界中で、美しい太古の花を咲かせているという時空を超えたロマンが、この花にはあったのでした。

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2011年

7月

22日

古代蓮

 世界遺産の暫定リストに登録されている富岡製糸場のある群馬県富岡市に私の実家があります。何年くらい前からでしょうか、蓮の水鉢が上町商店街という所の店先や歩道に並べられています。

 これまで、車からちらっと眺めるくらいでしたが、昨日の夕方、「古代蓮通り」と名づけられた商店街を歩いて、蓮の花をしっかりと見てきました。

 白とピンクの古代蓮が美しく咲いています。何枚も写真を撮りましたが、固い蕾、今まさに咲こうとしている蕾、開いた花、花が散って「蓮根」のような不思議な実のようなもの(?)のまるで古代蓮の一生が写っているこの1枚を選びました。

 古代蓮のあれこれ、調べてみたくなりました。週末の宿題にしましょうか・・・。

 

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2011年

7月

21日

草むしりをしていたら

 台風も去り、今日は、とても涼しい一日に♪♪爽やかな風に誘われて、ずっと気になりながらも暑さで先延ばしにしていた草むしりをしようという気分になりました。蚊取り線香をつけて、蚊に刺されないようにしながらの草むしり、涼しいのでかなりはかどりました。

 枯葉の中から急にカミキリムシが出てきて、あら、びっくり!カミキリムシってこんな模様だったかしら・・・と思っていると、次は、枯葉色の小さなカマキリが出てきました。枯葉の中の保護色でしょうか。最後に、緑のバッタが登場しました。

 カミキリムシ、カマキリ、バッタの「昆虫御三家」!?に出合った草むしり、仕事の合間の気分転換になりました。明日から、また暑くなりそうです。

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2011年

7月

19日

軽井沢の美しい景観の陰に

 昨夜は軽井沢に泊まって、今朝、早起きをして軽井沢から群馬の実家に向かいました。3連休も終わった早朝の軽井沢は、昨日までの喧騒が嘘のように静まりかえっています。

 72ゴルフ場が左右に拡がる高速道路へと続く県道43号も昨日までは随分渋滞したことでしょう。今朝は静かに小雨に濡れています。

 車を進めていくと、ゴミ袋と火ばさみを持った沢山の方々が、ゴミ拾いをしています。美しい軽井沢の景観には、地元の方々のこのような地道な努力があったのですね。美しい軽井沢を自分たちの手で守るという町民の「誇り」が、軽井沢を更に魅力的な町にしているようです。

 雨に濡れた木々が、いつも以上に美しく見えた早朝でした。

 

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2011年

7月

17日

お祝アレンジ♪♪

 暑い日が続いています。外に出たら火傷しそうな暑さです。家の中で、涼しく・・・という訳にはいきませんが、暑くない程度に室温を設定して、お祝アレンジの作成をしました。

 花材は、ピンクの百合、カラー、ミニ胡蝶蘭、グリーンはデフェンバキアなど力強いイメージの観葉植物を使いました。ピンクの百合を主役に、百合の甘さを引き締める濃い色のカラー、「幸福の飛来」という花言葉をもつ胡蝶蘭は、お祝アレンジに欠かせません。今回のアレンジでは、主役の百合を引き立たせるためにカラーの色に近い濃い色のミニ胡蝶蘭を選びました。

 アレンジが完成して、光触媒スプレーをたっぷり吹きつけて、ラッピング♪♪暑さを忘れる楽しい一連の作業です。受け取られた方の笑顔を想像して、最後のリボンを結びました。

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2011年

7月

15日

さつま芋の葉と茎

 随分前にいただいたさつま芋、いつ食べようと思いつつも、一つだけキッチンの野菜かごに置いたままにしていました。久しぶりに帰宅し、野菜かごを見て、あら、びっくり!芽が出て、立派な葉に成長しているではありませんか。

 金沢の五郎島金時という地元では有名なさつま芋です。子供が幼稚園の頃、義父の作っている畑でさつま芋堀をして以来のさつま芋の葉との対面です。あの頃は、子育てに追われ、さつま芋の葉や茎を観察する心の余裕もありませんでした。

 緑のつややかな葉と紫の茎を見ていたら、子育てに追われていた若き日の自分自身の姿を少しだけ思い出しました。しばらくこのまま飾っておきましょうか。

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2011年

7月

13日

あら♪バッタと思ったら

  今朝、実家で洗濯物を干しているとき、バッタを見つけました。カメラを急いで取りに行っている間に、緑の芝生の中に逃げこまれてしまいました。「捜索」しましたが、緑の芝の中の緑のバッタ、見つけるのは至難の技でしょうか、結局、見つけられませんでした。

 バッタを見かけるのは、久しぶりだったので、ぜひ写真を撮りたかったのですが・・・、生き物をカメラにおさめるのは、難しいわ・・・と、少しがっかりしていると、白い蝶が飛んできて、ジニアの花に止まりました。蝶の方は、何とかカメラにおさめることができました。

 

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2011年

7月

12日

みかんの実

 お中元に甘いみかんを1箱頂きました。猛暑が続く日々、冷蔵庫で冷やした甘いみかんは、とても美味しい果物です。昔は、冷凍みかんというものがありましたっけ。旬のみかんを冷凍保存して、暑い夏に冷たく頂くという素晴らしい知恵です。でも、今はハウスみかんが主流で、冷凍みかんは見かけなくなってしまいました・・・。

 夏のみかんは、甘くて美味しいけれど、環境にはやさしくないですね。不要なエネルギーを沢山使っていますもの。今、露地栽培のみかんは、どのくらい成長しているのでしょうか。群馬の実家のみかんを見てみると、今、2.5センチくらいになっています。これから、暑い夏の日差しを浴びて、秋の涼風をうけて、晩秋の霜にも負けず、旬のみかんが熟していくのですね。

 なるべく、旬の食べ物を!特に、震災以来心がけるようにしています。

 

 

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2011年

7月

11日

マリア像に祈りを

  ロイヤルプリンス通りのマンションのすぐ北側に修道院があります。礼拝堂といった感じの建物が見えるわけでもなく、何か公共施設かしら・・・とうっかり見過ごしてしまいそうです。教会の鐘や賛美歌が響きわたることもないので、これまで、お隣に修道院があることをあまり意識することはありませんでした。

 先日、近くのカフェでランチをしている時、何人ものシスターが歩いているのを見かけました。カフェのオーナーが、大震災で両親を亡くした子供達が40人くらい「クララ修道会」に引き取られたらしいというような話をしてくれました。

 大震災から4か月経ちました。あの日の強い悲しみや想いを忘れないように、「クララ修道会」の庭にひっそりと佇むマリア像に祈りました。静かな修道院で、優しいシスター達に囲まれて、子供達が悲しみを乗り越えることができますように。

 

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2011年

7月

10日

散歩道で 

 軽井沢のロイヤルプリンス通りを少し入った別荘地を散歩していたら、とてもジャンボサイズの植物の蕾のようなものを見つけました。何という植物なのでしょうか。この蕾が開いて、一体どのような花をつけるのか全く想像できません。

 それでも、無理やり想像してみましょうか・・・。この鬱蒼とした林の中に、自生する植物、厳しい冬を地中で耐えてきた植物。ジャンボサイズでも、この雑木林に違和感なく溶け込む姿のはず。そう、色はグリーンを含んだ白で、水芭蕉とかカラーのようなイメージ。でも、蕾の形は全然違いますが・・・。

 次に軽井沢に来るのは、1週間から10日くらい後の予定です。その時、この蕾が開いたところを見られるとよいのですけれど・・・。植物の成長は早いので、見られないことも覚悟しておきます。その時は、来年以降のお楽しみです。

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2011年

7月

06日

色づくミニトマト

 緑のミニトマトが色づいてきました。枝の元から色づいていくことを自分自身の目で確かめることができました。地中から栄養や水分が一番最初に届くのは、確かに枝の元からですね。納得です。

 ブドウなども、きっとこのように元から熟していくのでしょう。先の方より、元の方が甘かったような気がしますもの。

 ずっしり重くなってくると、支える枝も大変です。先の方まで、熟すのももうすぐ。太陽をたくさん浴びて、甘くなあれ♪

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2011年

7月

05日

きゅうりの収穫

 きゅうりの初収穫からしばらくたち、毎日食べきれないくらい収穫できるようになりました。夕方、まだ小さいと思っていたものが、一夜にして成長する様は驚くほどです。忙しくて収穫できない日があったりすると、一日であっと驚くジャンボきゅうりになってしまいます。

 朝採りきゅうりを朝食に、夕採りきゅうりを夕食に、という最高の贅沢を味わっています。きゅうりは花から何日くらいで収穫できるのでしょうか。「きゅうりの観察日記」、小学校低学年の子供がいればとっても良い夏休みの自由研究になるのに・・・。残念ながら、周りに小学生はいません。

 でも、「いい大人」にとっても「きゅうりの観察」は面白そうですね。オリジナリティ溢れるきゅうりの食べ方も「研究」してみるのもいいかもしれません。

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2011年

7月

04日

緑のミニトマト

 ついこの間まで黄色の花をだったミニトマトですが、緑の実になりました。父の育てたミニトマトを昨年までは美味しくいただくばかりで、畑でじっくり観察することもありませんでした。

 朝露をうけた今朝のミニトマトの何と愛らしいこと♪♪こんな風に2列に並んでいるのですね。どちらから赤く熟してくるのでしょうか。木に近い元の方から?それとも枝の先の方から?みんな仲良く一斉に赤くなんていうこともあるのでしょうか?

  艶々ころころ可愛い緑のミニトマト、明日の朝も畑に出てみましょう。熟したトマトもあるかしら?楽しみ、楽しみ♪♪

 

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2011年

7月

03日

野の花

 薔薇のような華やかで存在感のある花に心惹かれるのはもちろんですが、野に咲く名も知らない花にも心惹かれます。薔薇などの園芸種の横に並んだら、ただの雑草でしかない野の花ですが、緑の中に小さな白い花を見つけた時の嬉しさは格別です。

 昨日の散歩で、小さな白い野の花をいくつか見つけました。名前を知っているのは、ハルジオン(?)くらいで、あとは初めて見かける花ばかりです。草むらにひっそりと咲く名前も知らない小さな白い野の花に、軽井沢の爽やかな風が吹き抜けていきました。

 

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2011年

7月

01日

大好きな桃

 ついこの間、桃の花が咲いていたような気がしますが、季節は確実に移り変わり、もう桃の収穫の時期になったようです。今年は、3月から時が止まってしまったような感覚が消えず、どうしても時の流れについていけなくてと思っていると、あらまあ、今日から7月でした。

 心身の準備が出来ないまま、暑い夏に突入してしまいましたが、夏は、大好きな桃を思う存分味わえる季節です。昨日、今年初めて地元の桃を3つ買いました。少し硬めで、美味しかったです。

 「暑い、暑い」とばかり言っていないで、「暑さ」さえも楽しんでいた少女の頃の感性を思い出して、前向きに「節電の夏」を過ごすことにしましょう。

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